代替医療
代替医療
代替医療にはいくつかの種類がありその中で、中国の伝統医学、インドのアーユルベーダ、伝統的ではありませんが西洋のナチュラルヒーリングなどがあります。
中国の伝統医学
数千年前に中国で発生したこの体系は、病気は体の持つ生命の力、つまり「気」の流れが乱れた結果起こるという理論を基礎にしています。気は相対する力である「陰」と「陽」のバランスを保つことで回復するとされています。陰と陽は、体内では温と冷、外因と内因、不足と過剰として現れます。健康を取り戻し維持するために漢方薬、マッサージ、瞑想、鍼(ハリ)による治療などさまざまな方法が利用されています。
鍼治療は、欧米で最も広く受け入れられている代替医療ひとつです。鍼灸師は許可を受けますが、医学部を卒業している必要はありません。ただし痛みの専門医など、医師の中にも鍼治療の技術を身につけ、鍼灸師との免許を取得する人もいます。鍼治療は、皮膚と皮下組織に極細の鍼を刺し、体のつぼに刺激を与えます。ごく低い電圧で電流を流したり、鍼を暖めたりしてさらに刺激を加える治療も時に行われます。
つぼを刺激することで、エネルギーの筋道である「経路」に沿って気の流れの障害が取り除かれ、陰と陽のバランスが回復するとされています。治療に痛みは伴いませんが、ちくちくとした感覚を伴うことはあります。
施術が正確に行われていれば、鍼治療の副作用はまず起こりません。感染症は最大のリスクのひとつですが、鍼灸師のほとんどは使い捨ての針を使用するか、再利用するものは適切な方法で滅菌するため、そのリスクは低いといえます。鍼治療の副作用として報告されるものに症状の悪化(多くは一時的なもの)や失神などがあります。
アーユルベーダ
アーユルベーダは、4000年以上に発生したインドの伝統的な医療体系です。体にある生命の力「プラナ」のバランスが崩れて病気になるという理論に基づいています。この生命の力のバランスは、ドーシャと呼ばれるからだの3つの要素の均衡により決定されます。ドーシャにはヴァータ(風のエネルギー)、ピッタ(火のエネルギー)、カパ(水のエネルギー)があります。ほとんどの人は支配的ドーシャを持っており、そのバランスは一人ひとり異なります。アーユルベーダはハーブ、マッサージ、ヨガ、体内浄化などを用いて、体内のバランスや自然とのバランスを回復します。