問診の重要性
問診は、人間ドックの中で検査と同じくらい重要なものです。特に生活習慣病の危険が指摘されている現在では、問診の重要性がいっそう高まっています。自覚症状があった場合には、問診カードに必ず記入するようにしましょう。
特に検診データの判定や検診後の生活指導のために、食事・運動・アルコール・喫煙などの生活習慣は重要なものですので、ありのまま答えることが重要です。たとえば肝炎の疑いがある場合などは、輸血の有無も重要な情報になります。
また、生活習慣病は遺伝(多因子遺伝病:下記参照)が関係する場合もありますので、身内にがん・高血圧・糖尿病の病気になった人がいるなどの申告も大切です。そのほか、常用している薬がある場合や、治療を受けている場合にはその内容なども申告しましょう。
※多因子遺伝病
数種類の異常遺伝子を持っていて、環境的な要素も加わったときに現れる病気を多因子遺伝病といいます。家族や親戚に同じ病気の人がいる、頻度に男女差がある、いろいろな要素が関係するのでメンデル遺伝のように確率的にはっきり遺伝するわけではありませんが、関連性が高いと研究結果が出ています。 この多因子遺伝病に関係する病気としては、高血圧、糖尿病、先天性股関節脱臼、先天性内反足、肥厚性幽門狭窄症、口唇裂、口蓋裂、先天性心疾患などがあります。