乳幼児突然死症候群
乳幼児突然死症候群【SIDS:Sudden Infant Death Syndrome】
乳幼児突然死症候群は「それまでの健康状態、および既往症からその死亡が予測できず、しかも死亡状況、及び剖検によってもその原因が不明である、乳幼児に突然の死をもたらした症候群」と定義されています。
つまり、ほんの前まで元気で、ミルクの飲みもよく、すくすく育っていた赤ちゃんが、ある日突然、何の前触れもなく突然死亡してしまう病気を言います。
覚醒反応の未熟性に伴う睡眠時無呼吸からの回復の遅れが病態であろうと考えられていますが、原因については現在のところ、はっきりとしたことはわかっていません。
わが国では、欧米諸国に比べて発生頻度が低いものの、出生4000人に対して1例の発症率であり、乳児死亡の第2位を占めています。SIDSの80%は出生後6ヶ月までに発症し、4ヶ月ごろがピークといわれています。
SIDSの発生頻度を高める要因として、うつ伏せ寝、両親の喫煙、人工栄養等が挙げられいます。
うつぶせ寝については、仰向けの場合に比べて、SIDSの発生率が高いということがわかっています。欧米諸国では、うつぶせ寝をやめるキャンペーンを行ったところ、大幅にSIDSの発生率が低下しました。
また、両親の喫煙は喫煙しない家庭に比べて約7,4倍も発症率が高いという研究結果が発表されています。妊娠中も含めて、赤ちゃんのそばでは喫煙しないようにすることが進められています。
母乳が赤ちゃんにとって最適な飲み物であることは、知られていますが、人口乳で育てられた子供より母乳ので育てられ子供のほうがSIDSが起こりにくいとも言われています。