おもて試験
おもて試験
血液型の判定では「おもて試験」と「うら試験」と呼ばれる判定方法があり、どちらも一致することによって血液型を判定しています。
この中のおもて試験は標準血清を用いて、調べられる患者の赤血球の型を判定するものでスライド法と試験管法があります。
≪スライド法≫
血液型判定用スライドのくぼみに、抗A血清と抗B血清をそれぞれ一滴ずつ滴下します。この上に患者の血液を一滴たらして、別々の攪拌用ガラス棒でよく混合します。凝集がある場合には1分以内に認められます。つまり、抗A血清のほうに凝集が認められ抗B血清では認められない場合はA型であり、その反対はB型です。また、どちらも凝集する場合はAB型、どちらも凝集が認められない場合はO型を判定されます。
≪試験管法≫
スライド法では、血液の量が多すぎると判定が困難になる場合があり、病院内の輸血を担当する部署や検査部では試験管法が行われます。
賢者の血液を遠心分離機にかけ、血餅から血球成分を1滴とって試験管に入れ、生理食塩水1ミリリットルを加えて赤血球浮遊液を作ります。次に抗A、抗B、抗A+B(二重にチェックするために行います。)それぞれ試験管に取り、その上に赤血球浮遊液を一滴たらします。よく混和してこれを遠心分離機で3400rpm、15秒遠沈した後、静かに試験管を振って凝集の有無を確認します。