アディポサイトカイン
アディポサイトカイン
人間の体の中で、過剰なエネルギーをためるだけの臓器とそれまで考えられていた脂肪細胞は、実はたくさんの分泌物(ホルモン)を出していることが最近の研究でわかってきました。
体重の10~30%の量を占める脂肪組織は、実は生体内最大の内分泌器官であるとも言えます。そして、この脂肪細胞から出されるいろいろな分泌物を総称してアディポサイトカイン(アディポは脂肪の意味)と呼びます。
これらの物質は、当然体に必要な物質ですが脂肪が増えると(肥満になると)、これらの必要な分泌物が、あるものは過剰に、あるものは過少に分泌され、バランスが崩れてしまいます。このようなアンバランスが体に悪いように働き、糖尿病や高脂血症、高血圧、動脈硬化などのいわゆるメタボリックシンドロームを引き起こしてしまうといわれています。
このアディポサイトカインは皮下脂肪より内臓脂肪からのほうが多く分泌されます。このため、内臓脂肪型肥満は成人病にとって危険な因子であるといわれるゆえんです。