造影剤
造影剤
がんや外傷などのそのほか多岐にわたる検査で、現在造影剤が使われています。とくに画像検査ではCTがよく使われています。このCT検査では造影剤を使用しない単純CT検査と、造影剤を使用する造影CT検査があります。造影剤を使用することで、血流の豊富な組織が強調され、病変の検出率は高まります。
造影剤を使用するに当たっての注意点は、患者の腎機能が悪くないかどうかです。これは、血液検査で、腎機能を反映するクレアチニンとBUN(尿素窒素)を測定して調べます。造影剤は腎臓を傷害する性質があり、腎機能が悪いと腎臓内に停滞して腎機能をさらに悪化させるからです。
そしてもうひとつ、造影剤には副作用があります。CT検査で使用されるヨード造影剤には、非イオン性とイオン性があり、非イオン性の造影剤のほうが副作用は少ないといわれています。
ヨード造影剤による副作用には、検査中に現れる即時型と、検査終了後に現れる遅延型あります。一般的なのは即時に起こる熱感です。それ以外では、じんましん、吐き気、嘔吐などがあり、これらの軽度な副作用は3%ぐらいといわれています。
これに対して、呼吸困難、急激な血圧低下、心停止、意識消失などの重篤な副作用の頻度は40万件に1度あまりの頻度といわれています。ぜんそくなどのアレルギーのある人は副作用の発生頻度がやや高いとされているので、アレルギーの既往のある人は検査を受けるときは必ず申告するようにしましょう。