ビリルビン
ビリルビン
≪検査でわかること≫
肝臓、胆のうや血液の障害を調べる検査です。
【ビリルビンとは?】
ビリルビンとは、赤血球中のヘモグロビンが壊れてできる色素です。肝臓で処理されて、胆汁を介して十二指腸に排泄されます。ビリルビンには3つの種類があり、肝臓で処理される前のビリルビンを間接ビリルビン、処理されたあとのものを直接ビリルビン、両方合わせたものを総ビリルビンと呼んでいます。
赤血球にはおよそ120日で寿命を迎え脾臓で分解されますが、その際にヘモグロビンは、ヘムとグロビンに分解されます。そして、ヘムは酵素の働きでビリルビンに変えられますが、この状態のものを間接ビリルビンといいます。何らかの原因で、赤血球が異常に壊されることを溶血と呼びますが、これらの病気があると、肝臓での処理が間に合わず、血液中に間接ビリルビンが増加するということになります。
肝臓に異常があると、間接、直接ビリルビンが高値になり、胆道・胆管が詰まるような病気で直接ビリルビンが高値になります。
検査では、総ビリルビンと直接ビリルビンを測定し、総ビリルビンから直接ビリルビンを引いて、間接ビリルビンの値を測定しています。どのビリルビンが増加しているのかによって、障害を受けている臓器の予測の重要な指標になります。
| 基準値 |
総ビリルビン:0.4㎎/㎗以下
直接ビリルビン:0.9㎎/㎗以下
| どんな病気がわかる? |
・間接型ビリルビンが高値の場合
溶血性貧血、大量の内出血、敗血症、甲状腺機能硬化症など
・直接・間接型ビリルビンが高値の場合
急性肝炎、急性肝内胆汁うっ滞症、他の胆道通過障害(胆石、がん、胆のう炎など)