皮内アレルギーテスト
皮内アレルギーテスト
体は、外から進入してくる外敵(抗原、アレルゲン)に対して、それに抵抗する物質(抗体)を作って自らを防御し、病気を未然に防ぐシステムを備えています。これを免疫機構といいます。
しかし、免疫機構は正常に働いているもののある特定の物質(花粉やダニ、ハウスダスト等のアレルゲン)に対して過剰に防御反応を示して、体に害を及ぼすことがあり、この現象をアレルギー(反応)といいます。
【検査の目的】
アレルギー性の疾患は近年、次第に増え続ける傾向があります。花粉症や小児の病気と思われていた喘息、アトピー性皮膚炎など成人にも増加傾向があります。これらアレルギーの治療は、原因物質(アレルゲン)が何かを突き止めることが治療の第一歩です。その原因物質を特定するための検査が皮膚アレルギーテスト(皮膚反応テスト)です。
【検査の方法】
〈皮内テスト〉
皮膚に皮内テスト用アレルゲンを注射して、一定時間内にその部位に起こる皮膚反応(赤くなったり、はれたり、硬くなったりする)を調べます。検査の目的は、①薬剤過敏症の有無、②感染症の診断、③アレルゲンの検出です。
〈スクラッチテスト(掻爬試験)〉
注射針で皮膚に線上の傷を軽くつけ、各種のアレルゲンを滴下して、この部位に変化があるかどうかを調べる試験です。
〈パッチテスト〉
アレルゲンと疑われる薬剤や物質を、パッチテスト用絆創膏の小辺に染み込ませ、これを上腕や背中の皮膚に貼り付け、一定時間後にはがして皮膚の状態に変化がないかを観察する検査です。
これらのテストで皮膚を観察して、腫れたり赤くなったり、水泡ができたりと何らかの反応が確認できたなら、それらの物質にアレルギー反応があると判断します。