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尿素窒素【BUN】

尿素窒素 【blood urea nitrogen】<BUN、UN>

≪検査でわかること≫

腎機能の検査です。

【尿素窒素とは?】

尿素窒素は、体内でたんぱく質が分解されてできる老廃物の1つで、通常は尿と一緒に排泄されます。腎臓の機能が低下すると、体にとって必要なものが尿と一緒に排泄されてしまう一方で、本来なら尿中に捨てられるべき老廃物(尿素窒素)が排泄されずに残ってしまいます。尿素窒素は、腎臓の糸球体という器官でろ過されて尿中に排泄されますが、腎臓の機能障害があると血液中に残存し、その濃度が高くなります。したがって、尿素窒素の測定は腎臓の機能が正常かどうかを知るための重要な指標となります。

基準値は8~21㎎/㎗ですが、腎臓機能が悪くなると血液中の尿素窒素は上昇します。機能がほとんどなくなる腎不全では、100㎎/㎗以上になることも珍しくありません。

ただし、腎機能(糸球体ろ過率)が正常の50~75%以下になるまでは、尿素窒素の上昇は軽微なため、軽度の腎機能障害の判定適当ではありません。軽度の腎機能障害を見つけるためには、クレアチニン・クリアランスの検査が必要です。

基準値


 8~21㎎/㎗(酵素法)

どんな病気がわかる?


 高値の場合

  ① 尿素窒素の排泄障害による場合

   腎不全(糸球体機能低下)、脱水、浮腫、閉塞性尿路疾患など

  ② 尿素窒素が作られすぎる場合

   高たんぱく食摂取、感染症、がん、糖尿病、甲状腺機能亢進症、消化管出血など



 低値の場合

  ① 尿素窒素が少なく作られる場合

   肝不全(肝硬変、劇症肝炎)、低タンパク食摂取、妊娠など

  ② 尿素窒素の排泄が過剰な場合

   マニトール利尿、尿崩症による多尿など

※消化器や肝臓の病気を調べるときにもこの検査は用いられます。胃潰瘍やがんなどで小腸や大腸に出血があると、血液とともに消化管に出たたんぱく質が分解されてアンモニアになり、これが肝臓に運ばれて尿素が余分に合成され上昇します。ただし、その程度は腎機能障害に比べると小さく、50㎎/㎗以上になることはありません。

≪キーワード≫
 腎臓病
【関連検査】
尿タンパククレアチニンクレアチニンクリアランス尿酸尿潜血尿沈渣腹部超音波検査


   

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血液生化学検査

体の隅々まで流れる血液には全身の組織や臓器から出された、たんぱく質、糖質、脂質、酵素、ホルモン、ナトリウムやカリウムといった電解質などが含まれています。
血清の約90%は水で、残りの約10%に非常に多くの情報が詰まっています。したがって、血液生化学検査は、血液自体の病気よりも、むしろ全身状態を知るために必要な検査といえます。特に、内臓関係のほとんどの異常をチェックできるので、重要な検査のひとつとされています。
検査項目は多岐にわたり、目的に合わせて項目を選択し、体の状態を調べます。

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